08年05月11日(日)PM A騎手
騎手は体重は常にコントロールしてなきゃいけない。特にレース前には鞍とかブーツとか馬に乗るために必要なものをすべて含めて体重計に乗る。 だいたい全部合わせて54kgぐらい。100gでも重過ぎると乗せてもらえなくなる。 そして公正のためレースが終わった後も体重計に乗ってレース前よりも体重が軽かったり重かったりすると罰金や騎乗停止を食らう。 このA騎手よほど重かったのか、レース前の検量で鞍を持たずに検量チェックして体重をごまかしてた。 帰ってきた後検量でオーバーになるのがそれほど怖かったのか、レースで2着に入った後、馬から飛び降りて救急車で運ばれていった。 周りの騎手仲間もそこまでやるかと唖然としてた(笑)
08年05月05日(月)PM また
今日はGOULBURN競馬場に行ってきましたが、最終レースでまた友達の騎手P君がレース中に落馬しました。 彼はまだ見習い騎手。オーストラリアの見習い騎手は毎朝3時半に起きて自分のボスの馬の調教をして、 それが終わるとサウナでレースのために体重を落とす。そして、広大な土地を車で競馬場に向けて旅します。 売れっ子の見習い騎手にもなると、毎日毎日これが続きふらふらになります。 今日も他の見習いが朝の調教の後に休んでいると寝坊してレースに間に合わなかった子がいました。 何が言いたいかというと、ここまで忙しくなるとちょっとしたミスが多くなり、 危険なレースではそれが命取りになってしまいます。 僕も実際見習い時代は居眠り運転はほとんどだったし、 鎖骨を骨折したり頭を打って気を失ったことも何度かあります。 競馬会が見習い騎手の仕事の量をもっとコントロールするともっと安全な競馬になるのかなと思います。
08年04月30日(水)PM ランドウィック競馬
今日はランドウィックで競馬があり、グレードUのサファイアステークスでビバカロという馬に乗りました。 やっぱりグレードUとなると競馬も厳しくなり良い位置取りをキープするのも難しくシビアです。 結果はいまいちでしたが観客がいっぱいいると燃えますね(笑) 他にはグループTのオーストラリアオークスと日本の競馬(JRA)がスポンサーしているジャパントロフィーというレースもありシドニーのオータムカーニバルは真っ盛りです。 先週の金曜日はバサスト競馬場でソルジャーズサドルというレースで勝ちました。その日はオーストラリアの休日だったので観客はみんな盛り上がって酔っぱらっていました(笑)
さてさてオーストラリアの永住権のための英語の勉強も順調ですが、やはり普段仕事や日常では使わないボキャブラリーがいっぱい出てきてとても新鮮です。 あまり気づかないですが、日本にいて日本語を話していても普段日常で使うボキャブラリーというのは案外少ないものです。